お知らせ
2024.07.04
物流管理システムを販売する福岡市のベンチャー企業セゲルは、運送会社と荷主をウェブ上で マッチング する会員制サービス「オー ルハイソー」を開発。1月から運用している。 2024年問題の解決に向けて「トラック配送の効率化を図らなければならない」と、 朴用皙社長は強調する。 往路で荷物を満載しても、復路では「空気を運ぶ」ようなケースは少なくない。 国土交通省によると、国内の営業用トラックで輸送能力に占める実際の輸送量「積載効率」は 4割を下回っているという。 セゲルのサービスでは、運送会社がトラックに空きがある時間帯を登録し、会員の荷主に向けて 荷物の積載依頼を募ることができる。 朴社長は「積載率が上がれば、運送会社の売り上げが拡大し、従業員の給料も上げやすくなる」 と語る。 運送業界の大多数を占める中小事業者と、全国の荷主がウェブ上で直接取引できる点も大きい。 「取引先が少ない中小企業にも、営業ツールとしてサービスを使ってもらいたい」と朴社長。 現在は数百社に上るシステム利用実績を今秋に3千社まで伸ばすことを目指す。 (山下航) |